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2006年11月16日
山梨県身延町で2日間、ぶらり水質測定の旅!
ここしばらく、とっても慌しく過ごしていました。
そして一時は、風邪で倒れてました。
(・・・ということを察したら、このブログの読者として一人前です。うむ)
でも、昨日今日は、絶対にはずせないイベントがあって。
『山梨県身延町に行く!』
・・・みのぶちょう?
・・・みの部長???
(とか言ってないで、話進めますよー)
身延町とは、超有名なお寺(日蓮宗の総本山)のお膝元、由緒ある町なのです!
でも・・・。
見ての通り、ワタクシ100%ぽっくり教の信者ですから。
願わくは桜の元でぽっくり死にたい、ということくらいしか、考えておりません。
ではナゼ?
実は、身延町には『下部温泉』という、素敵な温泉があるのです!
しかも、しいたけの名産地なのです!
大豆の名産地なのです!
南天の名産地なのです!
本栖湖から富士山が見えるのです!
和紙が作れるのです!
印鑑が彫れるのです!
(以上、町の宣伝本部長・愛川でした)
ま、本当は「町おこし」のお手伝いをしに行きました。
つまり、仕事です。
※うっかり携帯忘れて出かけたので、本当に多数の皆さんにご迷惑おかけしました。
(猛反省・・・m(__)m)
ということで。
昨日今日と、町おこしプランの情報収集もかねて、町の名所をまわったのです。
私を含め、各業界の専門家ばかりで10数名。
私はもちろん、お笑い・・・ではなく、お水の専門家として呼ばれてます。(*^^)v
身延町という町には、確かにいろいろな観光資源がありました。
一番感動したのは、なんといっても2日目の富士山。
「朝日を見に行こうよ〜♪」
とスマップ似の商工会課長に誘われて、早朝5時出発。
360度ヘアピンカーブを、商工会ステッカーのハチロクでドリフトしつつ、なんとかコップの水をこぼさないでたどり着きました。
そこで、小一時間、日の出時刻まで、ぢー・・・っと待つ。
商工会さんの用意してくれたホッカイロが、腹・背・右手・左手に各1個。
熱いお茶飲んで、フリースはおって。
でも・・・
ささささ寒っ!!!!!(気温約4度)
我慢できなくて、とりあえず本栖湖の湖畔を走りました。
静かな湖畔の砂利を。
ぐるぐる。
1人で。
『本栖湖畔マラソン、かみせき選手独走です!!』
『しかし前日、お寺の石段を287段踏みしめた彼女の足は、もう限界だっ・・・』
『オオーッと!かみせき選手、走れない!ついに歩いてしまった!!』
とか、頭の中でナレーションしてるうちに、空もキラキラっ!としてきて、朝日が昇りました。
キレイだったわ〜・・・。
その瞬間の写真が、コレです!
(というのは冗談ですが、構図はこれとまったく同じです。1000円札のモデルなんだって☆)
その他、各所水質チェック情報とともに、旅の模様をダイジェストでお届けします。
1)行きの新幹線:硬度50
1時間だけ仮眠とるはずが、目覚ましに裏切られ、為末並の猛ダッシュで飛び乗る。
・・・携帯は忘れても、硬度測定薬は忘れないぜ!(←本当すみません・・・)
しかし測定中は、テロに間違えられかねないというドキドキ感がたまりませんなー。
2)甲府市:硬度50
道の駅トイレにて。
バス酔いで無理やり商工会Nさんに話しかけさせ、金山の話題でやや持ち直す。
3)寺の水呑場:硬度90
寺じゃなくて房のおしょさんと茶話会。
おしょさん、うなぎも食べるしミサにも行く、さくらをライトアップして音楽家も呼んじゃう、ナイスガイ。
287段の石段=人生説には、心から納得。(100段目あたりが一番辛い)
4)下部温泉(部屋):40
ホテルは、松竹梅と3種類。
かみせきが泊まったのは、もちろん梅。
狭い旅館内で、うっかり部屋の鍵を紛失し、オーナーに迷惑をかける。
※ちなみに身延町は、硬度90〜100エリアと、50〜60エリアにぱっつり分かれます。
人口5000人以下のため、日本水道協会には報告されていません。
水道局に電話して、ちょっとウザがられつつも、丁寧に教えていただきました。m(__)m
5)下部温泉(温泉):150
これでも分類は、単純ナトリウム泉です。
たっぷりのナトリウムで、カルシウムがごまかされてくれるので、それなりにつるっとします。
ちなみにシャワーからは水道水が出てました。
温泉よりむしろよっぽど軟水・・・でも、まだ石鹸を気軽に使える数値とはいえないなぁ。
(もちろん、お風呂には定番アロエソープ&リンスinシャンプーが。改善の余地アリ)
下部温泉は、飲泉できて、ミネラルウォーターとしても売ってました。
身延には、日本最古のミネラルウォーター『富士ミネラル水』もあるので、お水を切り口に町おこしのネタはできそう☆
6)和紙工場(和紙製造用):110
和紙職人の恐るべき腕力といったら!(10kgの和紙原料を指でつまんで運ぶ×500セット/日)
乾かす工程では、ベテランおばちゃんズが、ありえない繊細な作業で薄い紙をはがしていく・・・(@_@;)
そんな皆さんも愛飲しているのは、高硬度の天然地下水☆
このカルシウムが無かったら、きっと柔らかくて軟弱な、すぐ破れる紙になっていることでしょう。
7)和紙とハンコ作り施設:90
彫刻刀でハンコ彫って、和紙すいて扇子作りました。
気分はプチ職人♪(←思い上がり)
今度から、軟水本にサインを求められたら、そのハンコ押しますよー。
常にハンコと朱肉持ち歩きますよー。
8)東京(足立区):90
楽しい思い出は棚の上に置き、電話しまくり・・・
携帯の大切さと、心配してくれる人の想いに涙。(/_;)
ひとしきり泣いたあと、たくさんのお土産と出会いに感謝しつつ、この日記を書いております。
●まとめ
身延町は、自然の豊かな、本当に素敵な町でした。
特にお水については、参加者の皆さんが全員「水が美味しい!」って言ってました。
地元の人も、当然そう思ってる。
その理由は、驚くべき塩素濃度・・・
『0.13〜0.17mg/L』
しか入ってない!(ちなみに東京は0.6)
そして、まわり山ばっかで、農業があまり栄えてない。
つまり、農薬なんかも少ないってことになる。(教えてくれたNさん、ありがとう!)
こりゃ、浄水器なんか要らないわけだよ・・・。(@_@;)
でも身延町には、まだ下水が完備されていないのです。
つまり、合成洗剤が処理しにくい。
できるだけ、合成洗剤の使用量を少なくしていなかきゃアカン。
そして、硬度90っていう硬水の害は、当然出てるわけです。
ということは?
できれば、洗濯等の洗浄用水には、軟水器&石鹸を使った方が良いってこと☆
(というあたりを、みっちり提案書にまとめなきゃならん。がんばっていきまっしょい・・・)
以上、身延町のレポートでした☆(*^_^*)
→http://www.town.minobu.lg.jp/
※ちなみに、今週いっぱい激務のため、次の日記は来週になること必至。
倒れてないから心配しないでね・・・ゲフッ!
投稿者 tururiko : 2006年11月16日 00:04
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